オックスフォード大学クライストチャーチ・コレッジ夏季講座 体験談3

体験談3 2013年度参加 経済学部2年 M・Sさん

“より一層、海外でのビジネスへのモチベーションが高まったので、
これからの日本での活動にも力を入れていこうと思う。”

【現地研修の内容】

今回私が、この研修において学んだ内容は、総合的な英語と国際ビジネスについてである。

午前中の授業においては総合的な英語の授業が行われた。ほぼ毎回、文法や語彙の知識についての勉強と映像や音声を使ったリスニングの練習があった。宿題として授業で扱った内容の要約や土日の活動をライティングすることが課された。2週目からは毎週プレゼンテーションが行われ、3~4人で行うグループプレゼンテーションを2回、個人で行うのを1回、計3回のプレゼンテーションが英語のクラスでは行われた。グループプレゼンテーションでは発表が他クラスと合同で行われ、違うクラスのプレゼンテーションも見ることができたのですごく勉強になったのと同時に、自分のクラスとは違う雰囲気のプレゼンテーションに毎回驚かされた。個人の発表ではテーマが自由に選べたので、それぞれが関心のあるテーマを発表をした。時々、現地のスタッフさんも授業に参加して、質問をしたり、発表を聞いてもらったりすることがあった。

 

午後は、国際ビジネスについての授業が行われた。毎回異なったテーマについて、先生が多数の会社や国の例を出しつつ、学んでいった。毎回、授業の後半で具体的な例を参考に、ディスカッションしたり、自分の意見を他者と交換する機会が設けられた。他にも、色々な国の人の性格を演じてみたり、友達と会社について調べたりと、少人数だからこそできる内容であった。プレゼンテーションは一度のみ、最後の週に4人のグループで行われた。

内容は日本にある製品でイギリスでビジネスチャンスをつかめそうなものをみつけて、マーケティングや戦略について考えて発表することであった。各班、日本のトイレや自動販売機、付録つきの雑誌、猫カフェなど、売り込む製品を決め、具体的なマーケティング方法やイギリスでの客層、需要、日本での製品の使われ方などを細かく紹介していて非常に面白かった。グループでプレゼンテーションを準備することによって、お互いのビジネスについての知識やパワーポイントの使い方、文章の作成などを共有することができて非常に有意義であった。

 
【現地研修を終えて】

授業全体を通して言えることは、苦手意識のあったプレゼンテーションが改善されたことと、英語を臆せず使うようになれたこと、国際ビジネスの知識が深まったことが勉強面での進展であると考えられる。特にプレゼンテーションについては、ほぼ毎週あったため、日本にいた頃の英語の発表に比べて、だいぶ緊張や苦手意識が緩和されたように感じた。アイコンタクトや音量、セリフなどの基本的なことが再確認できて自分のプレゼンテーションに自信を持つことができた。また、今回学んだ国際ビジネスは本当に興味深い内容であり、日本でも復習しながら勉強を続けていこうと考えている。

この研修は講義の内容も充実していたが、課外活動や一緒に勉強した仲間や現地の先生方、スタッフも素晴らしかった。こんなに色々な学部の人と関わりあう機会は滅多にないので参加して本当に良かったと実感した。特にSFCの人とは、普段会う機会がないので今回出会えて本当に良かった。みんな独自の考えを持っていて志も高く、いい刺激になった。スケートや鑑賞会などの課外活動を経て仲良くなれた人もたくさんいた。衣食住を一緒にすることで親睦が深まったし、協力し合うこともできた。今回の研修で出会った仲間とはこれからも交流を続けたいと願うし、お互いに切磋琢磨できる関係でいたいと心から思う。

イギリスで一か月過ごして、日本ではできない経験を実際に体験して、日本とイギリスの違いを良い面も悪い面も実感した。外観も生活様式も価値観も全く異なる国でのこうした経験は今後の自分の人生に大きく関わってくる経験であったと考える。より一層、海外でのビジネスへのモチベーションが高まったので、これからの日本での活動にも力を入れていこうと思う。

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