留学制度概要

国際センター作成の『留学のススメ』、『留学のてびき』、また、『留学のてびき』に掲載の「よくある質問」 (2024年度版 p92~94)」も 合わせてよくご確認ください。


留学制度とは

「留学」には、もっぱら語学習得を⽬指すものや海外の⼤学で専⾨的な内容の授業を履修するもの、数週間の短いものから半年以上の⻑期にわたるもの等、様々な種類があります。⾃分にあった留学を選ぶには、それぞれの留学形態の特徴を知ることが重要です。

留学の目的

留学の目的は、大きく2 つに分けることができます。

○語学力の向上を目的としたもの

語学学校や⼤学の付属機関で実施されることの多い、外国語能⼒の向上に主眼が置かれた留学です。⼤学の付属機関で実施されるプログラムでは、正規の授業履修が可能な場合もあります。

○専門知識の習得を目的としたもの

主に海外の⼤学で学ぶ留学です。半年以上の⻑期留学では、多くの場合、現地の学⽣と共に正規の授業を履修します。夏休みや春休みの休校期間に実施されるプログラムでは、特定のテーマを設け開講されることもあります。

留学時期・期間

留学は、夏休みなどの休校期間を中⼼した短期留学と、半年以上の⻑期留学があります。

○短期留学:夏休みや春休みの休校期間を中⼼とした留学

  • 期間:休校期間を中心とした数週間から数ヶ月程度
  • 主催:慶應義塾⼤学国際センター/海外の協定校/外部団体 等
  • 注意事項:参加する際には、慶應義塾⼤学における授業履修や研究指導等に⽀障がないことを各⾃の責任において確認してください。

○長期留学:学期期間を中⼼とした留学

  • 期間:学期期間を中心に半年(1 学期間)以上
  • 形態:派遣交換留学/ダブルディグリープログラム/私費留学 等
  • 主催:慶應義塾⼤学国際センター/慶應義塾⼤学各学部・研究科/外部団体 等

慶應義塾大学での取り扱い

⼀般的な留学すべてが、慶應義塾⼤学で「留学」として認められるわけではありません。学部学則第153条(*1)・⼤学院学則第124条(*2)に基づき、あらかじめ「国外留学申請書」を提出し、教授会あるいは研究科委員会において教育上有益と認められた場合、「留学」の認定を受けて留学することができます。

「留学」と認定された場合

申請により、留学期間を慶應義塾⼤学における在学期間に算⼊(1年間を限度とする)すること が可能となり、海外の⼤学で履修した単位は、慶應義塾⼤学での卒業に必要な単位として認定 されることがあります。 すなわち、慶應義塾⼤学において「留学」と認められるためには、前述のとおり、所属の学部・ 研究科へ申請し、認定を受ける必要があります。

語学⼒の向上を⽬的とした場合

通常、「留学」と認められませんので、学期期間中に実施されるものに参加する場合には、慶應 義塾⼤学を「休学」して留学することになります。大学付属機関で語学力向上を目的とした 授業を受けながら、正規の学部授業を一部履修する場合の扱いについては、所属の学部・ 研究科に確認してください。

「休学」して留学した場合

海外の大学に正規生として学ぶ場合であっても、慶應義塾大学での在学年数には算入されません。 また、「休学」して留学した間に履修した単位は、慶應義塾大学の単位として認定されません。

(*1)
 ①本大学が教育上有益と認めたときは、休学することなく外国の大学に留学することを許可することがある。
 ②留学の期間は、1 年間に限り在学年数に算入する。
 ③留学中に修得した授業科目の単位は、30 単位を超えない範囲で卒業に必要な単位として認定することがある。
  ただし、経済学部、総合政策学部、環境情報学部および看護医療学部では、本大学以外の大学およびこれに準ずる研究教育機関等での
  履修で得た単位を含め60 単位を超えない範囲で、卒業に必要な単位として認定することがある。
 ④本条第1項の留学とは別に、ダブルディグリー等、本大学と外国の大学との合同の学位課程により留学する場合は、本大学に在学したまま
  外国の当該大学設置科目を履修することを許可する場合がある。
 ⑤留学に関する細則は、別に定める。

(*2)
 ①研究科委員会が教育上有益と認めたときは、休学することなく外国の大学の大学院に留学することを許可することがある。
 ②留学の期間は1 年間に限り在学年数に算入する。ただし、医学研究科および薬学研究科薬学専攻の博士課程については2年間を上限として
  在学年数に算入することがある。
 ③留学中に修得した授業科目の単位は、10 単位を超えない範囲で課程の修了に必要な単位として認定することがある。
 ④留学に関する細則は、別に定める。


自分にあった「留学」を見つけよう!

国際センターが実施・紹介する留学プログラム

慶應義塾大学国際センターが実施あるいは、紹介するプログラムとして以下のものがあります。この他にも各学部・研究科が実施するプログラムもあります。

短期海外研修プログラム

  • 期間:夏休み・春休み期間中の休校期間を中⼼とした2週間から1ヵ⽉程度の留学
  • 内容:プログラム毎のテーマに沿って、英語による講義やディスカッションなど質の⾼い授業が盛り込まれ、現地の⼤学で学ぶ雰囲気を体験できるのが魅⼒です。申し込みや準備などは国際センターを通して行います。
  • こんな人に:海外に⾏ったことがない⼈/英語によるコミュニケーション能⼒を⾼めたい⼈/将来、⻑期の留学を考えている⼈

https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/short_prog/

延世・復旦・立教・慶應リーダーシップフォーラム

  • 期間:夏休み期間中の1週間
  • 内容:将来、協⼒関係を構築しながら、リーダーシップを発揮することができるよう、延世⼤学(韓国)、復旦⼤学(中国)、⽴教⼤学、慶應義塾⼤学(⽇本)の学⽣合計約50名が、寝⾷を共にしながら、講義、グループワーク、⽂化交流イベントを通して相互理解を深めます。
  • こんな人に:東アジア地域に興味・関心のある人/ 将来、⽇本・海外問わずにグローバルな舞台で活躍したいと思っている⼈
  • 費用等:プログラム・宿泊費(渡航費などは除く)は、基本的に無料(幹事校が負担)です。

https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/short_prog/leadership/index.html

協定校等による短期プログラム

  • 期間:夏休み・春休み期間中の休校期間を中⼼とした数週間から数ヵ⽉程度の留学
  • 内容:協定校が実施するプログラムに各自で申し込みを行い、参加します。本学を通して応募することで費⽤が割引になるプログラムもあります。
  • こんな人に:英語やその他の言語によるコミュニケーション能⼒を⾼めたい⼈/現地のプログラムに、世界の学⽣と共に⾶び込んでみたい⼈
  • 注意事項:参加する際には、慶應義塾⼤学における授業履修や研究指導等に⽀障がないことを各⾃の責任において確認してください。

https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/short_prog_external/

派遣交換留学

  • 期間:1学年間(10ヵ月程度)
  • 内容:慶應義塾⼤学が海外の⼤学と締結した全学学⽣交換協定に基づき実施する留学プログラムです。世界トップレベルの協定校での⼤学⽣活を経験できます。
  • こんな人に:語学⼒を伸ばしつつ、現地の⼤学で授業を履修したい⼈/世界トップレベルの大学で学生生活を送ってみたい人
  • 備考:原則として、慶應義塾大学で「留学」として認定されます。留学中に修得した単位が卒業・課程の修了に必要な単位として認定されることもあります。 各学部・研究科が独自に実施する派遣交換留学については、各学部・研究科の案内を参照してください。

https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/exchange/

私費による長期留学

  • 期間:自由に選択可能
  • 内容:本学が主催する留学プログラム以外の、参加学⽣が直接申し込み(契約)を⾏い、学費またはプログラム参加費等を留学先⼤学や実施団体等へ⽀払う必要のある留学を「私費留学」と呼んでいます。国際センターが紹介するもの以外にも、企業や団体が
    主催するもの等、私費留学には数多くの種類があります。
  • こんな人に:語学に特化して勉強したい人/自由に留学先や留学期間を選びたい人
  • 備考:参加にあたってはプログラムの内容や費⽤を⼗分に理解し、各⾃の責任において契約や⼿続きをしてください。 慶應義塾大学で「留学」として認定されるか、「休学」となるかは留学先での学習内容により異なります。

https://www.ic.keio.ac.jp/keio_student/private_prog/