オックスフォード大学リンカーン・コレッジ夏季講座 体験談7
体験談7 2013年度参加 文学部3年 M・Nさん
“自分たちひとりひとりが大切な役割を持っているので
みんな責任感を持って大変だ大変だと言いながらも頑張っていました。”
【一日の様子】
イギリスといえば天気があまり良くなく、雨がよく降っているというイメージが多いかと思いますが私がこのプログラムに参加した時は傘を持ち歩く必要が無い程快晴の日が多かったです。とは言っても日本の夏とは大違いで半袖だけで外を歩くには少し肌寒い気候でした。
午前中はディベートと歴史の授業、午後は演劇の授業、ディベートで相手チームに勝つために毎晩遅くまで準備をし、朝も早く起きて準備をしました。ただ眈々と意見を述べるだけではなく、声に抑揚を付けたり、聴衆者の心に訴えかける意見の述べ方の大切さを学びました。ディベートは1チーム4人にわかれ、それぞれにTAが付きます。わからない事やどうしたら相手のチームよりも優れた発表が出来るかを毎日一生懸命考えました。誰かひとりに頼るのではなく自分たちひとりひとりが大切な役割を持っているのでみんな責任感を持って大変だ大変だと言いながらも頑張っていました。
【休日の過ごし方＆現地の街の様子】
オックスフォードに着いてからすぐ休日があったのですが、私たちのメンバーのうちの何人かは最初の休日でロンドンに行きました。バス停の場所をTAに教えてもらおうとしたところ、嬉しいことにTAの人がロンドン観光に同行してくれました。右も左もわからない状態でのロンドン観光は不安だったのですがTAと一緒だったので効率よく観光することができました。
次の週の土曜日はコッツウォルズに行きました。日曜日はハリーポッターの撮影でお馴染みのクライストチャーチに行ったり、オックスフォード限定のお土産を買ったり、アフタヌーンティーをしたりしました。この日曜日にやりたいことを全て詰め込んだ、という感じですがまさにその通りで、平日に授業が終わるのが大体17時頃で日本と同じ感覚で買い物に行こうとしてもここは海外、しかもオックスフォードは学生の街なのでお店が閉まる時間が17時30分頃と早く、お土産を買うチャンスがなかなかありませんでした。
また、夕食をリンカーン・コレッジの食堂で食べることが多いのですがそれがとても美味しい！毎食十分な量が出て、その上デザートまでついてきたので自分たちでご飯を買ったり作ったりする機会はほとんどありませんでした。
【最後に】
昨年度までのこの講座参加者の体験談を読む限り、朝早く起きて夜遅くまでディベートの準備と書かれていますが実際その通りでした。体を動かす演劇のクラスや授業後のアクティビティも多く正直なぜこんなに沢山のアクティビティ（違う街にハムレットの演劇を観に行ったり）があるの・・・と体力的な問題で根をあげそうにもなりましたが、いざプログラムが終わってみると達成感と充実感で満たされました。
Neil先生は誰よりも元気でハツラツとしていて、ユーモアもあるお茶目な先生です。演劇のGail先生は更にその上を行くパワフルさで、正直今回のプログラムの中で一番元気だったのは先生方だったのかなぁという気もします。リンカーン・コレッジの特徴は何も環境の違いだけではなくNeil先生、Gail先生を含めた個性的な先生方から学ぶという点もあげられると思います。
今年は例年よりも英語がネイティブ並に堪能な参加者が少なかった分互いに英語力に引け目を感じず積極的に会話や講義に参加できていたかと思います。1日1日は長く感じながらもあっという間な2週間でした。この講座を通して出会った先生、TA、個性的すぎる素晴らしいメンバー18人と共に切磋琢磨した2週間を私は忘れません。
これを読んで少しでも興味がある方は英語力に自信が無くてもとにかく応募してみることをおすすめします。応募しない限りは始まりません。まだ1年だから・・・もう3年だから・・・と自分の学年を気にする必要は何もありません。大切なのは行きたいという想いをいつ行動に移すかだと思います。
