オックスフォード大学リンカーン・コレッジ夏季講座 体験談6

体験談6 2012年度参加  法学部3年 M・Hさん

【一日の様子】

プログラムが始まると、一日の始まりは人それぞれですが、だいたい8時には起きて朝食、そして朝食の場でTAとその日のディベートのイメージトレーニングや最後の詰め、同じ班内で最終確認をします。

9時30分から授業が始まり、まずはディベートが行われます。一日あたり2つのテーマについて2班が扱い、各班2人ずつがFirst speakerとSecond speakerとして自分の意見の主張をすると共に相手の意見の矛盾や弱点をつく、非常に白熱した時間が過ぎていきます。その場でオーディエンスによって勝敗が決められるので、とても緊張感にあふれ、皆が真剣に臨んでいます。

その後、先生によってその日のディベートのテーマについての授業が行われます。Oxford大学の授業が体験できる時間で、一言一句もらさず聴こうと集中している間に、時間はあっという間に過ぎていきます。授業の終わりに翌日のディベートのテーマと班を担当するTAが発表され、彼らによるレクチャーが行われます。

そしていよいよお昼の時間ですが、火曜日から木曜日はLincoln Collegeの食堂で昼食が出ます。いつも違う食事が出る上にとても美味しく、コレッジ内で食べる特別感もあって毎回とても楽しみにしていました。

 

14時15分からはドラマのクラスです。演技力・表現力のレッスンから始まり、エクササイズなども織り込みながら徐々にシェイクスピアの演劇に取り掛かっていくのですが、色々な人のいろいろな個性や一面が爆発する時間で、とても面白く、ディベートの班が違う人ともコレをきっかけに仲良くなります。
1週目はハムレット、2週目はテンペストを練習し、それぞれ金曜日に公演を行ったのですが、ホールもとてもキレイで、2週目は観客の方もいたので緊張とともにとてもやりがいがありました。

 

晩御飯は月・金だけカレッジ内で豪華なディナーを楽しむことができます!特に毎週金曜日は、皆でドレスアップをしてシャンパンパーティーからのディナーなので、とても華やかです。

それ以外の日は、各自で晩御飯を食べに行くのですが、Londonなどの劇場に自分たちが演じる劇を実際に観に行ったり、皆でレストランに食べに行ったり、TAたちと日本食パーティーや、パンティングついでにピクニックをする上に、移動型の遊園地がOxfordに来たりするので毎日とても充実しています。

そんな盛りだくさんの遊びの後は、しっかり勉強です。ディベートはしっかりと勉強しないと何もできないので、英語の教科書と深夜2時や3時までにらめっこして原稿や主張を考える人がほとんどです。そしてまた朝を迎え・・・という生活を送っているうちに、2週間は本当にあっという間に過ぎていきます。

 

【休日の過ごし方】

平日は先述のように充実し過ぎているほどに充実しているので、休日は思いっ切り遊んだり休んだりと、人それぞれの過ごし方をします。毎週末はNeil先生がツアーを手配してくれていて、希望者はブレナム宮殿やコッツウォルズなど、Oxfordの近くの有名で美しい観光地に皆で行くので良い思い出になります。僕は、クライスト・チャーチのプログラムに参加していた友人にOxfordを案内してもらったりして過ごしたり、プログラムの人達とOxford近郊にあるアウトレットに行ったりして、日頃の疲れを取りつつ楽しみました。

【現地の街の様子】

さすがに学生街だけあって、非常に発展しています。以前Cambridgeに1ヶ月ほど滞在していたことがあるのですが、Oxfordの方がはるかにお店やレストランなども充実していますし、観光客も多く賑やかです。しかし、かといってLondonのように少し裏に行くと怖い、というような感じは全く無く、非常に治安の良い街です。ハリーポッターの撮影に使われた場所や、由緒ある大学ならではの展示品が目白押しの博物館、Oxfordグッズの買い物など、1日では全部回り切れないほど色々なものが僕達を待っています。

 

Oxfordでどういった過ごし方をするにせよ、2週間毎日朝から晩まで顔を合わせる20人のメンバーの全員と仲良くなれるので、夏休みに本当に充実した体験をしたい方には心からお勧めできるプログラムです。

 

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