ケンブリッジ大学ダウニング・コレッジ夏季講座 体験談3

体験談3  2011年度参加 法学部1年 N・Kさん

【ケンブリッジで過ごすある休日】

朝8時頃起床、朝食は前の日に近所のスーパーで買っておいたパン。イギリスでは食料品は消費税がかからないので、食べ物はびっくりするほど安く買えます。今日は休日ですが、明日のプレゼンの準備が終わるまでは、遊びはお預けです。朝食後、早速自室で準備に取りかかります。私は日本とイギリスの大学入試制度の比較がテーマなのですが、資料が少なく、これが難しい!

よく晴れて、外からはpaddockでサッカーをしている人たちの歓声が・・・。Downingには慶應生の他にインドの学生なども来ていて、Cambridge生も交えて、プチ・国際試合なども行っていました。今日もその国際試合なのでしょう。観に行きたい・・・でも誘惑には負けません。イギリスの8月は秋です。涼しく、静かなので、勉強に集中できます。

そうこうしているうちに昼時です。今日はflatのメンバーでピザパーティー。近くのスーパーで買ってきたピザをキッチンで温めます。午後までかかってやっとプレゼンが完成。夕食まで時間があるので、後までかかってやっとプレゼンが完成。夕食まで時間があるので、chapelでピアノの練習をすることに。Downing内のテニスコートやchapelはPorter’s lodgeで鍵を借りれば自由に使えます。Porter’s lodgeの方々は皆さん優しく、ユーモアがあるので、英語があやしくても心配いりません。chapelは独特の音響で音が天井から降ってくるみたいなので、気に入ってよくピアノの練習に使いました。
夕食はTAも交えて近所にハンバーガーを食べに行きました。イギリスでハンバーガーはパブ料理で、とてもボリューミー、でもおいしいからぺろり。flatに戻ってきたら、TAにプレゼンの英文をチェックしてもらい、資料だけではよく分からなかったイギリスの入試制度について質問。英文も細かくチェックしてくれ、入試制度も分かるまで丁寧に教えてくれます。授業や課題で行き詰まるとまずはTAに相談しました。同じflatに生活していたの詰まるとまずはTAに相談しました。同じflatに生活していたので、気軽に質問ができました。これで明日のプレゼンもばっちりです。

 

 

【湖水地方での休日】

「湖水地方行きたいね」「うん、行きたい!」flatの誰ともなしに言い始めたのは、program開始直後。その小旅行がようやく実現したのは、1500wordsのエッセイ提出も済み、Downingでのプログラムも終わりに近づいた頃でした。3,4年の男子が電車を調べ、2年の男子が宿を手配、女子は現地での計画を担当。Downingから歩いて10分ほどのCambridge駅で電車に乗って長旅のスタートです。朝の9時頃にCambridgeを発ち、湖水地方のWindermereについたのはもう4時過ぎ。駅に降り立つと想像以上の寒さに身震いし、コートを着込みます。緯度の高いイギリスでは日暮れはまだまだ、ひとまずWindermere湖目指して元気に歩き出します。湖につくと乗りたかったボートはまさかの終了!!、仕方なく代わりに遊覧船へ。見渡す限りの丘陵が続く・・・はずなのですがあいにくの曇天でよく見えず、しかも風を切る船の上はとにかく寒い。冷え切ってホテルに帰ってきてふと外を見ると綺麗な夕焼け、明日の天気は期待できそうです。

湖水地方とPieter Rabbit Museumを楽しみました。昼食後はNear Sawreyに行くはずでしたが、なんとバスを逃してしまいました!急遽ショッピングモールのベンチでflat会議です。4年の先輩の「やめようか」の一言で駅近くの丘に登ることになりました。やわらかな緑の森を30分ほど歩き続けると、急に目の前が開けて、頂上に着きました。思わずみんな歓声をあげます。どこまでも続く丘陵と真っ青な空に吸い込まれそうで、目の前がくらくらしました。日本と違って風景全体が丸みを帯びてやわらかです。どたばた続きの旅でしたがそれも私たちのflatの/span>らしい!このメンバーでしかできない旅となりました。ケンブリッジで過ごしたり、遠出したりするほかに、プログラム中は、LondonやOxford、近くの村へのpicnicなどもしました。勉強もしっかりしながら、休日にいろいろなことができるのは、一ヶ月と期間が長い、Downing Programならではだと思います。ぜひチャレンジしてみてくださいね

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