ケンブリッジ大学ダウニング・コレッジ夏季講座 体験談1

体験談1  2011年度参加 文学部3年 T・Iさん

【ケンブリッジの歩き方】

ケンブリッジという名前は聞いたことがあっても、その街の様子については直接赴かない限りなかなか知る機会がないでしょう。そこで、自身の短期プログラムの経験から簡単に紹介したいと思います。 まず、僕たちが滞在し共に学んだダウニング・カレッジについて見ていきましょう。ケンブリッジ大学は、カレッジ制をとっているため、約30のカレッジが市内に点在しています。その中でもこのダウニング・カレッジの見事な芝生の校庭は圧巻です。しかし注意して見てみると学生が進入禁止の芝生があるので注意です。Fellow(教職員)だけが立ち入ることが許されているのです。芝生を抜けると、僕たちが泊まっていた寮に着きます。
寮は、一軒家の中にいくつか大きさの違う部屋がある様式で、人によっては小教室なみに広い部屋に泊まった人もいました。寮にもありましたが、街はリンゴの木が生えています。実がたくさん成っていますし、たくさん落ちています。ニュートンごっこして写真を撮る友人もいたくらいです。

それでは、いよいよ街の中心部へと参りましょうか。ショッピングセンターや博物館(美術館)、市場(フリーマーケット)、キングス・カレッジ(一番立派な建物&カレッジです)と見どころがたくさんあります。

 

川を流れる小舟に乗っている(パンティング)のもよく見かけると思います(やってみないかと勧誘が激しいです)。博物館や美術館は無料で入れますし、意外とたくさんあるので授業後に行ってみると面白いかもしれません。フリーマーケットも毎日やっているので、のぞいてみると掘り出し物があるかも。道なりに進むと先述のキングス・カレッジに到着します。入場有料です(500円くらい)!

 

ほかに、アフタヌーンティーを堪能できるお店もいくつかありますし、あのワトソンとクリックが(二重らせん構造を発見した人ですよ!)議論を交わしたパブでフィッシュ&チップスに舌鼓を打つのも良いですね。イタリアンや中華のお店もありますが、日本食のレストランは僕らの中での評判がよろしくありません笑。高い割に美味しくないのです…。それでもチップは忘れずに!

イギリスと言えば、シェイクスピアの名は有名ですが、彼の作品の野外劇が各カレッジでやっていました。僕は「終わりよければすべてよし」「マクベス」をみました。夕方からやっていたので、薄着で凍えるかと思いました。半そでで過ごせる時もあれば、パーカーを着てちょうどいい時もあります。ケンブリッジ出版や本屋さんもたくさんあるので劇の作品を手に取るのも良いかもしれませんね。

このようにケンブリッジの街を概観してきましたが、どこでも徒歩圏内というまとまった街ゆえの生活の利便性があるのに加えて学術都市(実はこの街にはもう一つAnglia Ruskin大学があるのです)としての歴史や伝統を感じることのできる素敵な場所だと感じました。
ここで紹介したこと以外にも皆さんの視点でケンブリッジの様々な姿を発見するべく、このプログラムに参加してみてはいかがでしょうか?

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