延世大学春季講座 体験談5

体験談5  2014年度参加 法学部 3年 M・Cさん

日本と韓国の学生が政治的な国益を超えて理解を深めることができ、
非常に意義のある研修であったと思います。

【授業について】
現地では、延世大学内にある「SK Global House」という留学生用の寮に宿泊しました。朝は7時半に起床し、朝食は寮内のコンビニやカフェを利用していました。平日には午前と午後に授業があり、韓国語の授業と、英語でのレクチャーがありました。韓国語の授業では、初日に既習者と初心者の2クラスに分かれました。私のいた初心者クラスでは、ハングルの読み方、基本的な挨拶、簡単な自己紹介を習いました。韓国人の先生によるほぼすべて韓国語を用いた授業だったので最初は戸惑いもありましたが、だんだんと韓国語に耳が慣れていきました。最終的には、看板などの文字が読めるようになり、お店に行って何か注文するときやバディーとの会話でも少し使えるようになりました。英語のレクチャーは、慶應の学生のみで全員同じ教室で受けました。延世大学の先生方による講義で、南北問題、日韓関係、行政、ポップカルチャーや持続可能性といった、現代韓国に関して多岐にわたる内容を取り扱いました。英語での講義を聴くのは初めてでしたが、とても聴き取りやすい英語で丁寧に解説してくださったのでわかりやすかったです。自主的な発言を多く求められる授業形式のものもありましたが、先生は学生の質問に丁寧に答えてくださり、とても面白かったです。
 
【自由時間】
授業の間の昼休みには、学食を利用し、安くて美味しい韓国料理を食べられました。放課後は自由時間で、バディーに延世大学からすぐ近くにある新村のレストランに連れて行ってもらうなどして、ほぼ毎日韓国料理を食べていました。バディーとは顔合わせのランチや、その後のソウルツアーで仲良くなれたので、放課後や週末には色々なところを案内してもらいました。会話は基本的に英語だったので、意思疎通に困ることもなく、英語を話す機会が多くてよかったです。延世大学の学生の中には、日本語や中国語を話せる学生もいて、お互いに言語習得のための練習ができました。最後の週末には、釜山観光にも行きました。
 
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【文化体験】
ソウルツアーでは、景福宮(キョンボックン)に行って韓国の歴史的な背景を学んだり、サムスンの広報館を見学したり、ソウルタワーに上ってソウル市内の景色を一望したりしました。また、テコンドー体験では、テコンドーをやっている延世の学生たちと一緒に実際に基本的な動きを練習しました。
 
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これらの経験はすべて実際に韓国に来て留学できたからこそ得られたもので、12日間と短い期間でしたが、とても濃い時間を過ごすことができました。延世大学に通う現地の学生とも交流の機会を数多くもつことができ、日本と韓国の学生がお互いの立場の違いを認識しながらも、政治的な国益を超えて理解を深めることができたという点で、非常に意義のある研修であったと思います。

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