パリ政治学院春季講座 体験談1

体験談1 2005年度参加  法学部 M・H さん 


パリ政治学院で過ごした1ヶ月間は、学校での勉強、ストラスブールへの旅行、また共同生活など、どれを取り上げてみても心に残る体験ばかりです。

講義は全て英語で行われるため、授業についていけるかという不安はありましたが、理解できなかった箇所は友達と話し合って理解を深め、協力して勉強していきました。講義は内容が高度なものなので専門的な知識が要求され、テストもあったため楽とは言えないかもしれませんが、それだけ価値のある授業であり、私にとってはとても良い刺激となりました。また、政治学院の先生方はどのような質問にも快く対応して下さいました。ヨーロッパに関する講義では、共通科目に加えて3つのカテゴリー(経済、外交、移民)の中から2つを選択するため、自分の興味のある内容を選択できます。また、フランス語も自分のレベルに合わせて学ぶことができました。1ヶ月の研修の終わりにはヨーロッパに関するエッセイを英語で10枚程書かなければなりません。研修中にはパリ政治学院の図書館も利用できるため、エッセイの為にそこで本を探したり、インターネットで情報を検索したりして情報を集めました。しかし、政治学院の学生チューターからアドバイスをもらいながら進めていくのでそこまで大変なものではありませんでした。

ストラスブールへの旅行は1ヶ月間の研修のうち1泊2日でしたが、その中で欧州議会と欧州人権裁判所を訪れました。人権裁判所では、実際の裁判を傍聴することができ、とても貴重な経験をすることが出来ました。またストラスブールはドイツに近いため、研修に参加している友達と一緒に、国境を越えてドイツへ足を運ぶことも出来ました。

宿泊先は簡単なキッチンのついたアパート・ホテルでした。2人部屋で、朝食以外は基本的に自炊をしました。平日学校がある時は部屋でサンドイッチを作って持って行き、昼食は近くの公園か、学校のカフェテリアで食べました。また、一つの部屋に食事を持ち寄ってパーティをするなど、共同生活の面でもとても充実して過ごすことができました。ホテルは立地条件が良いので、必要なものがあればすぐ買い物に行けますし、近くのレストランで食事することもできます。週末は基本的に自由行動。私はパリ市内の観光をしましたが、近くの海外に出向く人もいました。

1ヶ月の研修の間、著名な先生方の講義を受けられるだけではなく、旅行や研修仲間との共同生活を通して勉強以外にも様々なことを学び、その後日本に帰ってからの勉強に対するモチベーションにも繋がりました。また新たな友達との輪も広がり、とても有意義な1ヶ月間を過ごすことができました。

研修にあたって協力して下さった国際センターの方々を初め、先生方、政治学院の皆様に大変感謝しています。
 

 

 





 

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