パリ政治学院春季講座 体験談6

体験談6 2013年度参加  法学部2年 S・Mさん

“パリ政治学院の近くには、有名なパティスリーや教会、公園などがあり、
毎日少しずつ観光して、楽しく過ごすことができました。”

【一日の様子】
大学の授業は一番早くて10 :15から始まるので、朝は朝食をとってから時間に余裕を持って登校することができました。パリ政治学院の最寄り駅の一つはサン・ジェルマン・デ・プレ駅ですが、校舎が散らばって建っているため、目的の校舎を事前に調べてから授業に向かっていました。授業は全て英語で行われます。初めての留学だったので授業についていけるか心配でしたが、休み時間や寮に帰った後に友人と復習をして、ついていくことができました。第1週目は全員で共通の授業を受けました。この週を通して他学部・他学年、また他大学の方々と親しくなることができました。2週目からは3つのコースのうち2つを選ぶ選択授業がはじまりました。もちろん自分が選択した以外の授業もとることが可能です。この週の木曜日には中間試験、金曜日にはLe Havreキャンパスの見学がありハードな週でした。第3週目からはエッセイに本格的に取り組みました。これ以前にもエッセイ作成のためのチュートリアル・セッションがあったのですが、本文を書き始めたのがこの週でした。英語で10枚のエッセイは大変でしたが、学校生活とエッセイ作成を上手く両立して、無事に書き終えることができました。最後の週は、授業があるのは月曜日だけで、ブリュッセルへ見学旅行に行きました。EU機関を回りましたが、特に欧州議会で行われた講演会を見学したことが心に残っています。非常に貴重な経験をすることができ感動しました。

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(学校最寄り駅のすぐ側に建つサン・ジェルマン・デ・プレ教会です。毎日これを見ながら通いました。)

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(Le Havreキャンパス見学の帰りに寄った海岸での写真です。)

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(ブリュッセルで訪れた欧州議会での講演会の様子です。)

 【パリでの日常生活】
パリは慣れてしまえば過ごしやすい街です。パリ市内のメトロ・バス・トラムを自由に乗り降りできる定期券をいただいたので、空き時間にちょっと足を伸ばしてみる、ということが可能でした。パリ政治学院の近くには、有名なパティスリーや教会、公園などがあり、毎日少しずつ観光して、楽しく過ごすことができました。パリ市内の街並みは19世紀に大改造が行われて以来、基本的に変わっていないそうです。景観の統一がなされた街の中で、人々の日常生活が営まれている様子を見るのは不思議な感じもしました。またパリに多く存在する美術館のほとんどは、学生証を見せれば無料で入ることができます。この機会にたくさんの美術館を巡ることができました。

パリでの食事ですが、いたるところにあるパン屋でクロワッサンやサンドイッチなどを買って食べたり、皆でカフェやレストランに食事に行くこともありました。物価が高いので自炊もしました。友人とおしゃべりをしながら料理をするのも楽しい時間でした。

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(自炊してサラダやパスタなど簡単な料理を作っていました。)

【休日の過ごし方】
パリに着いて最初の日曜日は、プログラムの皆でシャンゼリゼ大通りやエッフェル塔、ノートルダム寺院をめぐりました。翌週は事前に予約していたガルニエのオペラ座でのバレエを観に行きました。バレエやオペラなどのチケットは、人気演目である場合、現地では売り切れてしまっている可能性があるので、どうしても見たい場合は事前に予約しておくことをお勧めします。またフランスのお知り合いのお宅にお邪魔し、ディナーをいただきながらフランス語で交流したりもしました。また別の週には電車でストラスブールに訪れました。チケットの予約が直前になってしまったので少し割高でしたが、パリとは違うフランスの姿を見ることができてよかったと思います。

丸一日自由な時間があったのは週末ぐらいなので、いろいろなところに足を運んでみました。パリをじっくりまわるのもよかったですし、数人で遠出するのも魅力的でした。週末を通じて仲間と親睦を深められたのもよかったです。 

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(ガルニエのオペラ座の内部の様子です。)

 


 

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