シドニー大学春季講座 体験談4

体験談4  2016年度参加 文学部2年 K・Nさん

世界の文化がどれほど異なっているか、それを理解していくことがいかに重要であるかを学ぶことができました。

【現地研修について】
オーストラリアの人たちは、喋るスピードがとても速く独特の訛りがあるので、慣れるまでに1週間弱かかりました。英語の先生は気を使ってくれてゆっくりわかりやすい表現で話してくれますが、レクチャーしてくれる方々は、最初はゆっくり話してくれますがだんだんと早口になっていきます。そのため事前にレクチャーノートにある資料を読んで予習しておいた方がいいと思います。しかし一つの授業を通して言いたいことは一貫しており、内容を理解するチャンスは何回もあるので、諦めずにできる限り集中して聞き取る努力をすることが大切だと思います。また初めは発言や質問をすることに対して抵抗を感じますが、せっかくの機会なので、自信を持って自分の意見を発言し、疑問に思ったことを質問することも重要だと思います。
英語の授業では、プレゼンの仕方や、英語でのエッセイの書き方など、今後社会に出てから役に立ちそうなアカデミックなスキルが獲得できます。私は慶應ではプレゼンをする授業を取っていなかったので、とてもいい経験になりました。レクチャーはおもに異文化理解に関するものとビジネスに関するものとに分かれていましたが、どちらも身近な例を用いたわかりやすい講義でした。私はこれまでビジネスに関して全く勉強したことがありせんでしたが、そんな私でも取り掛かりやすい講義でした。
フィールドトリップでは国会や紙幣を製造する銀行など、旅行ではいかないような場所に行けてとてもいい経験になりました。中でも実際に三菱東京UFJ銀行オーストラリア支部で働く日本人の方に質問できたことは本当に貴重な経験でした。
 
【現地での過ごし方について

平日はほぼ毎日朝から夕方まで授業があるので少し疲れますが、放課後に遊びに行く時間も十分にあります。大学の近くにあるショッピングモールに行ったり、ダウンタウンに行ったりして、一日を有効に使いました。バディーたちと遊びに行ったり、ご飯にいったりもしました。

土日は水族館や動物園に行ったり、時間をかけて買い物したりしました。1週目の土曜日は寮の最終日だったので、みんなでご飯を食べに行きました。最後の土曜日はホストマザーとルームメイトと出かけました。週末は交通費が安くなるので、いろいろなところに出かけるといいと思います。

IMG_7994.JPG
(シティ内のオペラハウス)
 
【生活面とホームステイについて
私は特に困ったことはありませんでした。強いて言うなら立地が悪く、駅から出るバスの最終便が早かったので、4回くらい夜道を駅から家まで1時間かけてルームメイトと歩いたことです。その他は、洗濯もしてくれたし、ご飯もおいしかったので、とても過ごしやすかったです。しかし人によっては質素なご飯や、シャワーの時間制限などで苦労した人もいたようでした。また天気が悪く、急な雨に降られることも多々あったので、雨具は持参した方がいいと思います。現地の人と交流し、現地の生活に接することができたので、ホームステイの2週間はとても有意義なものでした。
 
IMG_8530.JPGのサムネイル画像
(現地研修の最終日にホストファミリーが作ってくれた夕飯)
 
【最後に
私は今回のシドニー大学の研修を通してたくさんの異文化にふれ、世界の文化がどれほど異なっているか、そしてそれを理解していくことがこれからいかに重要であるかを学ぶことができました。そして新たに一つの目標を見つけることができました。それは、文化の異なる国や人同士が互いを尊重しあい、よりよい関係を築くことを手助けできるような人になることです。このような新しい目標と、世界の新しい見方を得られて、このプログラムに参加して本当によかったと思っています。
 
 
IMG_8457.JPG
 
(集合写真)

 

体験談一覧に戻る