シドニー大学春季講座 体験談3

体験談2  2015年度参加 総合政策学部3年 N・Fさん

“同じ目標を持つ友人の輪を広げることができ、語学力の向上や物事の見方に変化を与えることができた。”

【現地研修について】
平日は授業における講義については、語学力向上を念頭に置いたイングリッシュクラスと、ビジネスマネジメントスキルや異文化コミュニケーションについて学習するレクチャー&セッションとの2部に分かれていた。イングリッシュクラスでは、最終課題として課されるアカデミックエッセイに向けた、文法やエッセイの構成法、アカデミックなライティング手法などを学んだ。初回の授業ではほぼ初対面に近いわたしたちクラスメイトみんなが仲良くチームワークを発揮できるよう、英文法やオーストラリアの建物、リーダーシップスキルなどを交えた遊び要素のあるワークショップで仲を深めた。全7回のレクチャー&セッションでは、オーストラリアの歴史・政治・文化、アボリジニについて、それからビジネスにおけるリーダーシップ&チームワーク、異文化コミュニケーション、ビジネスのグローバル化に伴うメディアについて、国際企業法、そして起業家さんによる異文化市場におけるビジネスの有り様について学んだ。日本に帰国後、該当するレクチャーのトピックにまつわるエッセイを提出するのだが、シドニー大学の図書館で関連する学術論文を検索したり、自分から深く学習するために授業外でも学習する時間をとれたと感じる。また、日本にいては絶対に経験することのできない英語での1200wordsを超えるエッセイ課題によって、厳しいアカデミックな記述のルールを知り、実際にエッセイを記述し、評価をいただけるのは大変貴重な機会であると感じる。留学2週目に、1つめの課題としてその場で与えられたテーマに沿ったグループでのアカデミックなプレゼンテーションと、個人でのショートエッセイが課された。また、最終週では、これまでのレクチャーから関連するトピックを各グループで選択し、プレゼンテーションを行い、ライティングとプレゼンテーションにおけるアカデミックな手法を学習することができた。宿題はほぼ毎日課され、文法や異文化コミュニケーションなどのムービーをみて問いに答えるものや、指定の文法学習のwebページから学習するなど多様だった。

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(シドニー大学提供の初日のお昼ご飯)
様々なフィールドトリップもあり、農場で農業についてのお話を伺い、コアラやカンガルーなどオーストラリアの生き物にも触れることができた。世界遺産のブルーマウンテンをまわった際には、なフィールドトリップもあり、農場で農業についてのお話を伺い、コアラやカンガルーなどオーストラリアの生き物にも触れることができた。世界遺産のブルーマウンテンをまわった際には、ガイドの方からブルーマウンテンに生息する植物についての説明やアボリジニとの関係などを学習することができた。リザーブドバンクではオーストラリアの貨幣についての歴史や工夫、経済状況や財政について学習し、日本とは異なる点が多くみられ興味深かった。NSW議会見学では日本とは異なるオーストラリアの議会のありかた、議会の進め方など詳しくお話を伺うことができた。マンリービーチでのアクティビティでは、オーストラリアの海がもつ強い引き潮の危険性と万が一巻き込まれてしまった際の対処法を学んだ。最終週には、三菱東京UFJ銀行シドニー支社への企業訪問があり、社会の第一線で活躍する方々から企業についてのお話や業務内容、グローバル化によって直面する困難、対処法、など現場の声を直に伺うことができ、改めて貴重な経験をさせていただいたことに感謝している。

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(ブルーマウンテンのフィールドトリップ)

【バディー&ホームステイ先について
学校生活では10名ほどのシドニー大学の学生がバディーとして共に行動してくれ、シドニー大学での過ごし方を教えてくださった。また、キャンパスツアーも共に回り、シドニー大学の歴史や建物について、植物とアボリジニの関係についてなどを学習した。最終週には、シドニー大学の学生が新学期を迎え、オリエンテーションウィーク中の大学ではサークルの勧誘などが活発に行われており、バディーと共に参加することができた。シドニー大学に本入学した新入生たちと同じように現地の学校生活を体験することができたことを嬉しく思う。
ホームステイ先では、毎晩ご飯の時間にホストマザーや他のホームステイで泊まっている方々とその日の出来事を話したり、お皿洗いやゴミ捨てを手伝うなど、現地の家庭で本当に現地の家族のような自然な生活を送ることができた。
                                          
【最後に
振り返ると、現地での生活全てが日本では得られない特別な経験であった。また、慶應義塾内で同じ目標を持つ友人の輪を広げることができ、語学力の向上や物事の見方に変化を与え、将来の夢に近づくことのできた機会を提供していただけたことに心から感謝している。
 

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(ハーバーブリッジ)

 

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