シドニー大学春季講座 体験談2

体験談2  2015年度参加 理工部3年 N・Kさん

文化の違いを受け入れてそれを認めること、また、人に何かを伝えたい時は、形よりも伝えたいという気持ちが大切であると学ぶことができました。

【現地研修について】
平日は月曜日から金曜日まで授業があり、土日は各自フリータイムというスケジュールでした。授業は英語で英語を学ぶ授業と、講師の教授が来て下さり、それぞれの専門の分野についてレクチャーをおこなっていただくものと、世界遺産への訪問などのフィールドトリップの3種類がありました。
英語の授業は、はじめは先生の言っていることが半分ほどしか理解できず、ついていくのに必死でしたが、毎日予習・復習をおこなうことで3週間経って留学が終わる頃には9割程理解できるようになりました。さらに、はじめは意見があってもなかなか自分から発言できなかったのですが、少しずつ自分の言いたいことを伝えることができるようになりました。ひとつ学んだことは、人に意見を伝えたい時は正確な文法ではなく、伝えたいという気持ちの方が大事だということです。もちろん正確な文法・発音で伝えられたほうがいいに決まっていますが、それを気にしすぎて無口になってしまうより、伝えたいという気持ちで接すれば、相手もそれをくみ取ってくれて、上手くコミュニケーションをとることができた気がします。
レクチャーは毎回題材が違って楽しかったです。また、それぞれの講師の先生ごとにレクチャーの進め方も異なり、最終日におこなったグループプレゼンの参考にもなりました。特に印象に残っているレクチャーは「リーダーシップ」についてのレクチャーです。リーダーは、ただ命令するのではなく、部下を思いやる気持ちも大切である部分が、当り前ではありますが、改めて気付かされ、とても印象に残っています。わたしは慶應女子高校出身なのですが、今高校の水泳部のコーチをしています。コーチはわたししかいないので、悩みを相談する人もなかなかいなく、つらいなと思う事もあるのですが、任せてもらっている限りはコーチ(リーダー)として、しっかり水泳部を引っ張っていこう、と改めて思う事ができました。また、今回のレクチャーは「ビジネス」についての内容が多く、わたしは理工学部なので今まであまりビジネスについて深くは学んだことはなかったのですが、逆に新しい発見ばかりでいろんなことを学ぶことができました。理工学部にいるだけでは学ぶことのできなかったことを、この留学を通じて学ぶことができてよかったです。留学にチャレンジしてよかったと改めて思いました。

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(シドニー大学のキャンパス)
フィールドトリップで1番印象に残っているのは、世界遺産にも登録されているブルーマウンテンです。オーストラリアに行く前に事前に調べていたのでガイドさんのお話も理解することができ、現地に行かなければ体験できない経験をすることができて、とても貴重な時間を過ごすことができました。他にも、動物園でコアラやカンガルーを見ることができたり、マンリービーチでサーフィンの体験をしたりとオーストラリアならではの経験をたくさんさせていただくことができました。

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(フィールドトリップ:ブルーマウンテン)

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(フィールドトリップ:マンリービーチ
土日のフリータイムでは友達と思いっきり遊んで、シドニーを満喫することができました。最後の土曜日にわたしはピクサー映画の「アーロと少年」という映画を見に行きました。先程も書いたように今回の留学の目標として、「洋画を字幕なしでも理解できるようになる」ことを設定したので3週間の勉強の集大成として見に行くことができてよかったです。結果として、一語一句全てを理解することはできませんでしたが、物語の大枠は理解することができました。またこの映画はまだ日本では公開されていないので先に見ることができてとてもうれしかったです。                                                   
【最後に
わたしの将来の夢はピクサーに就職して多くの人を幸せにする映画を作ることです。この留学を通して、文化の違いを受け入れて、それを認めること、また人に何かを伝えたい時は形よりも伝えたいという気持ちが大切であることを学ぶことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。またシドニーもとてもすてきな町でしたが、やはり日本が1番大好きという気持ちを再確認し、新たに夢ができました。日本を舞台とした映画を作ることが私の今の夢です。日本のすてきな文化や慣習を映画を通して世界の人に伝えたいです。これからも新たな夢にむかって頑張っていこうと思います。
 

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