タフツ大学春季講座 体験談2

体験談2 2017年度参加 経済学部2年 Y・Kさん

【一日の様子について】

タフツ大学春季講座の1日の生活の流れは、午前・午後2時間ずつ東アジアの政治的問題とアメリカに関する講義を受けました。その後、国家公務員で現在タフツ大学フレッチャースクールに留学中の大学院生の方がTA(Teaching Assistant)となり、ディスカッションやプレゼンテーションを行いました 。これで大学での勉強は終わり帰宅するのですが、帰宅後も次の日の講義に関する事前に配布された大量の論文を読んだり2週間の授業の内容をまとめるリアクションペーパーを4枚作成したりプレゼンテーションの準備などに追われ毎日課題に終われる忙しい生活でした。もちろん、そんな多忙な1日の中でもなんとか時間をやりくりしてタフツ大学の生徒・慶應のメンバーやTAの方とディナーを食べに行ったり、Uberを使って中心街までショッピングをしたりと多くの面で充実した生活を送りました。

【休日の過ごし方について】

休日もたくさんのフィールドトリップを計画してくれていて、土曜はハーバード大学・マサチューセッツ工科大学(MIT)を現地の在籍している生徒が案内してくれました。また、日曜日はボストン美術館に行きました。ボストン美術館は自分たちが想像しているよりもはるかに大きく半日かけてようやく全部回ることができ疲れたと同時に教科書に掲載されている著名な画家の作品が堂々と飾ってあって感激しました。また、見学が終わった後もボストンの有名なロブスターのレストランに行きました。ボストン市内をぶらぶらするだけでも日本とは違う雰囲気で異国を感じられとても新鮮でした。

ハーバード大学でのツアーの様子.jpg

(ハーバード大学ツアーの様子)

【参加理由について】

私にとって今回のタフツ大学春季講座は秋から「1年間、留学生活で生き抜くための準備」としての意味合いで申し込みました。そして私は目標を単なる英語力の向上に留めず、1年間の留学をどのように乗り越えるか、どうすればより有意義な留学生活を送ることができるかの答えを探すことを今回の目標とすることにしました。

【講座参加から得られたもの〜学術面〜】

学問的な面では、実際にアメリカに留学すると同様に授業前に関連論文や記事を読むことを宿題とされ、読んできた前提で授業が行われる。今回のプログラムでも前日たくさんの関連論文が事前に配布されました。またプレゼンテーションや論文作成の際にも資料を読まなければ行けませんでした。そのため夜、友人と協力して手分けして読みお互い教えあったり授業でわからなかった部分を聞きあったりすることで効率的に理解することができました。また、積極的に挙手し発言しようトライしたり、ディスカションの時間が与えられ自分の意見を頭でまとめて発言する力がつきました。留学中の授業に向けて良い準備ができたと感じています。

【講座参加から得られたもの〜友人面〜】

2つ目は友人面である。今回のプログラムでは自分と同じ目標を持つ友人と多く知り合うことができました。メンバー全員、海外の異文化に興味があり将来的に留学を目指すメンバーや帰国子女が多く自分の語学力の悩みや異文化での経験を聞くことがとても刺激になりました。

さらに、タフツ大学の生徒もみんなアジアにルーツがあり中国や東南アジアなど日本とは異なる視点からアジアの政治問題についてディスカッションできることは貴重な経験でした。また、印象深かったことは日本語を勉強し将来日本に留学をしたいという友人に日本語を教えたことで改めて日本語の難しさを感じました。逆に自分は来年度から留学するためアメリカの大学生活事情に関してアドバイスをもらいました。加えて、彼女達がロブスターパーティーを開いてくれて、そこでさらに打ち解けて素晴らしい友人ができ、最後の空港ではとても寂しくまた戻りたいし、日本にきたら今度は私たちがどんどん日本を案内したいと感じました。

そして、他のプログラムにはあまりないと思うのが現役の国家公務員の方がTAして頂ける点です。タフツ大学春期講座は政治をテーマとするこのプログラムであるため、実際に国際問題に関して常に考える仕事をしている方からアドバイスをいただけるだけではなく、将来のお話をお聞きすることができ国家のために働く人に憧れました。

このように普段の日本での生活では関わることの少ない人と知り合うことができ話を聞けたり、国際的なことに強い関心がある人友人になることができたりしたことがとてもかけがえのない思い出です。

【最後に】

この講座は自分が想像していた以上に忙しかったです。内容も国際政治の学部後期レベルで特に最初の方は毎日クタクタでホテルに帰っていました。しかし、この講座を乗り越えることができた自信や英語で友達とたくさん話し仲良くなれたという経験は大きな成功体験となり半年後、留学先で自信を持てる部分と残り半年間で 成長させなければならない課題を見つけられ自分の当初の目標を叶え今後に繋がる有意義な2週間に過ごせたと考えています。

最終日の空港での集合写真.jpg

(最終日の空港での集合写真)

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