2015.07.14

「グローバル時代の国際交流を考える~学生のグローバル・モビリティ」開催

6月26日(金)、この「スーパーグローバル大学創成支援事業」の一環として、慶應義塾大学三田キャンパス南校舎ホールにおいて国際センター主催シンポジウム 「グローバル時代の国際交流を考える~学生のグローバル・モビリティ」を開催いたしました。

慶應義塾大学は、文部科学省の平成26年度「スーパーグローバル大学創成支援」事業に、世界レベルの教育研究を行うトップ大学(タイプA)として採択されました。「スーパーグローバル大学創成支援」事業は、徹底した国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することにより、我が国の高等教育の国際競争力を強化することを目的として実施されています。

シンポジウムでは、冒頭、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長 松本氏に来賓のご挨拶をいただいた後、國領国際担当常任理事が「慶應義塾大学の国際教育プログラム」を紹介しました。その後、「学生のグローバル・モビリティと大学間の競争、協同」と題し、ファシリテーターに國領国際担当常任理事、パネリストに本学の協定校である延世大学(韓国)のモー国際担当副学長、ノートルダム大学(米国)よりノーブル東アジア担当副学長、そして、キングス・カレッジ・ロンドン(英国)のアターソン留学担当部長らのゲストに加え、医学部の安井教授をお招きし、パネルディスカッションが行われました。午後は、世界的に需要の高まる短期プログラムの質的保証の問題について、短期プログラム運営に携わっておられるノートルダム大学(米国)ノーブル東アジア担当副学長および同志社大学グローバル地域文化学部パヴロスカ准教授をお招きし、国際センターの徳永特任講師と共に具体例を交えながら活発な議論が行われました。その後、ストックホルム商科大学(スウェーデン)CEMSプログラム・マネジャーの船渡氏より、欧州を中心として発展し、現在は本学も参加しているビジネス修士号のダブル・ディグリー・プログラムであるCEMSおよびエラスムス・プログラムなどにより高い学生モビリティを実現しているヨーロッパの状況などについて事例報告が行われました。

梅雨時の悪天候にもかかわらず、大使館関係者、全国の大学教職員、一般の方々を含め、約100名の来場者があり、会場からも活発な質問や問題提起がなされ、有意義な議論が展開されたことで、今後の日本における大学のグローバル化について幅広い知見が得られたことの声が届いています。

当日のプログラム詳細はこちらをご覧ください。

- 会 場 風 景 -   


f6qo3750.jpg ▲文部科学省高等教育局高等教育企画課
国際企画室長 松本氏による来賓ご挨拶

f6qo4056.jpg  ▲午前のパネルディスカッションの様子
 

f6qo4034.jpg  ▲熱心に聞き入る参加者

f6qo3782.jpg  ▲國領国際担当常任理事による講演
 

f6qt4572.jpg  ▲ストックホルム商科大学CEMSプログラム・マネジャー
船渡氏による講演

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▲午後のパネルディスカッション
 
                                                                                    撮影:石戸 晋