ウィリアム・アンド・メアリー大学夏季講座 体験談8

体験談8 2016年度参加  法学部2年 K・Tさん

【一日の過ごし方について】

最初は大学の寮に泊まり、数日後大学近くのホテルに移りました。大学近辺にいる間は勉強がメインなのですが、プログラムが終わりに近づくとワシントン,DCの方に移り、そこでは観光がメインになります。個人的な意見ではありますが、本番は行動の幅が広がってくるワシントンDCです。

【1日の流れについて】

その日のプログラムによって、活動内容と時間は変わってくるのですが、基本的には朝の9時半ごろ集合で活動を始めるので朝はゆったりできると思います。その後大学で院生のフレームワークレクチャーを受けて、少人数クラスに分かれて授業で扱ったトピックについてのディスカッションを行います。昼食は大学近辺でプレゼンテーションを行う少人数グループで食べに行き、午後はその人たちとプレゼンテーションの準備をし、夜は自由、もしくはイベントといった日が多かったような気がします。ジャーナルという宿題のようなものもあるのですが、計画的にやっておけばどうということはないので、夜はしっかり寝られます。もちろんパーティ好きのアメリカ人たちは夜な夜なイベントを催してくれ、寝不足の塾生を続出させていました。ちなみに私は日中に現地の学生としっかりコミュニケーションをとったため、夜は9〜10時に寝てルーミーを驚かせていました。

【フレームワークレクチャーについて】

午前中はウィリアムアンドメアリー大学の院生のレクチャーを受けます。トピックとしては人種、ジェンダー、アメリカ文化などについてでした。世界トップクラスの大学の院生だけあり、私たちにも理解しやすく、その上非常に考えさせられるレクチャーを行うので、みんな真剣に受けていました。

【ディスカッションについて】

レクチャーが終わると、約10人ずつのグループに分かれ、授業で扱った内容に関してディカッションを行います。1グループに1人の院生がつき、話し合いをまとめてくれたり、レクチャーの中で理解するのが大変だったところについてより詳しく教えてくれたりします。またレクチャーをしてくれた院生がそれぞれのグループの元に訪れ、質疑応答の時間をとってくれ、非常に有意義な時間になりました。私の班は担当の院生が面白い方だったので、ディスカッションが終わってからが一番盛り上がっていました。彼は割と日本の大学生と似ており、どちらかといえば自由な時間(遊び)を求めていたように感じます。

【プレゼンテーションについて】

本プログラムの最大の特徴は、渡航前の事前研修(=プレゼンテーションの準備)であると思います。アメリカで行うプレゼンテーションを、日本にいる段階でトピック決めから、ある程度の形にまで持って行きます。アメリカではウィリアムアンドメアリーの大学生が各班に1人つき、サポートをしてくれます。このプレゼンテーションはプログラム最大の山場であり、終わった後はみんな喜びでいっぱいそうでした。トピックとして、日米の野球応援の比較、日米のCMの比較、日米のディズニー予告の比較など日米比較を主にしています。ちなみにみんな声をそろえて、一番大変なことはトピック決めだった、と言っていましたし、私もそう感じました。

【イベントについて】

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上記の活動は、アメリカの大学体験のようなものですが、今からお話することは“THE大学生の休日”です。毎週土曜日や平日の活動終わりの夜に、いくつかの選択肢が与えられ、その中からひとつ選ぶことができます。映画を見に行ったり、海に行ったり、ゴルフをしたり、ショッピングに行ったり…などなど。また、みんなでそろって野球観戦にいったり、大学近くのミュージアムに行ったりとアメリカでの休日をエンジョイできます。私が一番思い出に残っているのは、ワシントンDCにいた時に日本人の友達だけで地下鉄に乗り、遠く離れたジョージタウンという素敵な町に行き、そこから自転車を借りホワイトハウスなどの観光名所を回ったことです。慣れない右側走行や、とてつもない交通量だったので、いろんな意味で二度と忘れることのない経験になりました。

また、プログラムの一環で日本大使館も訪れました。私は講座のリーダーを務めていたのですが、代表として大使館員の皆様の前でプレゼンテーションをするという急遽現地スタッフに伝えられたため、通常のプレゼンテーションが終わった後も夜な夜なウィリアムアンドメアリーの学生とプレゼンテーションを作っていました。本番、機械の不良で発表者ツール(いわゆるカンペのようなもの)が使えず吐きそうになったのはいい思い出になりそうです。

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以上が私の本プログラムの体験記になります。二週間と少しという短い期間ではありますが、本当に中身の濃いプログラムで、日本で経験してきたどの時間よりも充実した期間でした。叶うものならこのプログラムに参加したメンバーでもう一度同じプログラムに参加したいぐらいです。是非参加してみてください!!

 

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