留学計画と準備

1. 動機・目的の明確化

 「留学したい」と思ったら、まずは自分の動機・目的を明確にしましょう。一口に留学と言っても、様々な留学形態があります。なぜ留学したいのか、留学経験を将来にどう活かしたいのか等、自分自身に問いかけて、動機・目的を明確化し、自分の置かれている状況をよく理解するようにしましょう。動機・目的が具体的であればあるほど、留学を成功させる道が拓かれていきます。まずは、次の3 点をチェックしてみてください。留学したい国・地域や留学の形態が、ここから見えてくるはずです。

 ①留学の動機:なぜ留学したいのか? 
 ②留学の目的:留学を通して何を得たいか?何を勉強したいのか?
 ③将来への展望:留学生活で学んだことをその後どう活かしたいのか?

 留学の形態には、(1)外国語の習熟を主な目的とする語学研修、(2)在学中に海外の大学などの高等教育機関で自分の専門分野や関心分野についての授業を履修することを目的にするもの、(3)外国の大学での学位取得を目的とするもの、に大別できます。慶應義塾大学において「留学」と認められるためには、前述の通り、所属の学部・研究科へ申請し、認定を受ける必要があります。
 また、通常、語学研修は「留学」と認められませんので、慶應義塾大学を「休学」して留学することになります。「休学」して留学した場合は、海外の大学に正規生として学ぶ場合であっても、慶應義塾大学での在学年数には算入されません。また、「休学」して留学した間に取得した単位は慶應義塾大学の単位として認定されません。

2. 留学の具体的な準備

 留学の動機・目的が明確になると、次は具体的な準備が必要となります。留学の準備は、通常、留学を決意してから出発までに最低1年から 1 年半かかります(短期の語学研修の場合は 3 ~ 6 ヶ月程度)。留学を決意したら、なるべく早めに準備を始めましょう。国や大学によって、学年度(Academic Year)や学期(Term/Semester)の区切りが異なります。事前に調べ、そこから逆算して留学スケジュールを立てましょう。学業成績や語学能力、学力テストについては、希望する留学先に行くためにも、事前準備からが留学の始まりと思って、日頃からしっかりと取り組んでください。

(1) 語学研修を目的とした留学
(2)在学中の単位取得または学位取得のための留学

海外での健康管理と危機管理

海外では、日本とは異なる健康管理および危機管理が必要です。渡航先の気候や医療事情に関する最新情報や感染症情報、病気にかからないために注意すべきこと(食べ物や水、必要な予防接種等)について渡航前に十分に調べておきましょう。渡航先の治安や社会情勢に関する情報も十分に確認して下さい。日本と同じ感覚で行動することは禁物です。現金や貴重品の管理には十分に注意して下さい。麻薬や覚せい剤などの薬物には絶対に手を出さないこと。麻薬等のラブルに巻き込まれた場合には、大使館、領事館、警察等に連絡し、相談して下さい。
海外旅行傷害等に必ず加入し、万が一の場合に備えるようにして下さい。加入している保険会社やクレジットカード会社の連絡先および緊急連絡先のメモ、保険加入証の控えを常に携帯するようにしましょう。その他の留意点は次のとおりです。

 1) 現地の緊急連絡先(大使館、総領事館等)を調べておく。
 2) 持病のある人は、英語または現地語でメディカル・レポートを作成しておく。
 3) パスポート、クレジットカード、航空券、海外旅行保険等について、コピーまたは番号を控えておく。
 4) 危機管理および健康管理に関する次の Web サイトの情報を必ず入手しておく。