オックスフォード大学リンカーン・コレッジ夏季講座 体験談5

体験談5 2012年度参加  社会学研究科 教育学専攻 M・Iさん

【一日の過ごし方】

7時半に起床。

8時から寮内の食堂で朝食(新鮮なフルーツが美味しい)を食べながら午前中のディベートの打ち合わせ。

朝食が終わり次第、ディベートの練習。9時半からディベートの授業開始。1グループ4名で構成されていますが、2名ずつ、2組に分かれてそれぞれ敵陣とたたかいます。毎日、すべてのディベートが例外なく白熱します。

その後、その日のディベート内容に関する講義。先生からの問いかけに積極的に答えること、関連することについて質問することが求められます。講義の最後に翌日のディベートのテーマが発表されます。

講義終了後、発表されたテーマについてTAからレクチャーを受けます。

レクチャー後、昼食。昼食はコレッジの食堂(高級レストランのよう)で食べる日と各自で近くのお店やスーパーで調達する日とがありました。昼休みもディベートの準備やドラマのセリフ確認ができる貴重な時間なので、のんびりしている暇はありません。

14時15分、ドラマの授業開始。様々な課題がグループ・個人に与えられ、表現・演技について実践的に学んでいきます。

16時半以降は、イベントがない日は、夕食までの少しの時間を利用して翌日のディベートの準備。

【休日の過ごし方】

ロンドンまで遠出する人もいましたが、私はオックスフォード近くの観光地に出かけたり、ショッピングをしたりして過ごしました。
以下、出かけた主な場所の紹介(4ヶ所)です。

①第二次世界大戦中の首相であったウィンストン・チャーチルの生家でもあるブレナム宮殿。世界遺産とあって、建物も庭も壮大で見事でした。


②まるでおとぎの国に出てきそうな街並みのコッズウォルズ。これといって目立った派手なものはないですが、それが良いのです。素朴な美しい田園風景を存分に楽しめます。ズボンをたくし上げて川に入って遊んでいたメンバーもいました(笑)。

③ハリーポッターの撮影に使われたクライストチャーチ・コレッジ。私は、自分の所属する研究室の先輩で、現在オックスフォード大学博士課程に留学中の方に案内してもらいました。先輩の(オックスフォード大学のstudent cardの)おかげで、観光客の列に並んだり、入場料を払ったりする必要がなかったので、先輩に感謝です。

④オックスフォード大学出身のルイス・キャロルの作品、「不思議の国のアリス」関連グッズを販売するアリスショップ。かわいいアクセサリーや雑貨がたくさんありました。

18時以降は、コレッジの食堂で夕食が出る日と近くのレストランにみんなで出かける日がありました。金曜日はスペシャルディナーの日。みんなお洒落をして豪華な食事と美味しいシャンパンやワインを楽しみます。

ロンドンに演劇鑑賞に行ったり、パンティングに出かけたりと、イベントがある日はドラマの授業後すぐ目的地に移動して、そこで夕食も済ませます。

夕食後、深夜2時頃までディベートの戦略会議。 ハードスケジュールな分、毎日本当に充実した時間を過ごすことができます。

【休日の風景】

治安が良く、日が暮れてからでも安心して出歩けます(もちろん、一人でウロウロするのは避けた方が良いですが)。レストランやショップもたくさんあるので、退屈しません。オックスフォード大学の公式キャンパスショップではTシャツやパーカーなど、多くのキャンパスグッズを買うことができます。

街全体が大学のキャンパスのようになっているので街のあちこちにオックスフォード大学の建物(コレッジの校舎・寮・図書館・博物館など)を見つけることができます。歴史的・伝統的雰囲気漂う、趣き深い建物ばかりです。

それから、あちこちに見られると言えば、PUBです。日本では考えられない安い値段で美味しいエールを飲むことができます。

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