ノートルダム大学夏季講座 体験談3

体験談3 2013年度参加  経済学部1年 M・Oさん

“この先何かの機会で、「あなたにとって貴重な体験や大切な思い出は?」と聞かれたら
間違いなく私はこの短期プログラムと答えると思う。”

【一日の様子】

2週間、毎日非常に充実していた。午前中は「American Studies」という授業を受け、アメリカとは、アメリカ人とは、という抽象的なトピックからアメリカの自然、文化、歴史に至るまで様々な視点から学んだ。授業の回数を重ねるごとにそれまでの学習内容との関連を得ることができ、また先生と生徒の距離が近いため積極的な授業参加が可能だった。アカデミックな内容をネイティブの英語で受ける経験は私にとって初めてで、授業の理解はもちろんのこと、ノートをとりながら同時に先生の投げかける質問に対して主体的に考えることも必要で集中が途切れることはなかった。

ノートルダム大学は緑豊かで広大なキャンパスを持ち、勉強する環境として最高の場所だと思った。ほとんどの学生は寮に住み、大学構内には大きな聖堂やスタジオ、ジム、誰でも利用できる図書館や防音室なども備えており大学全体が一つの街のようだった。また授業の一環として、博物館やサウスベンドの郊外へフィールドトリップにも連れて行っていただき、実際に目で見て授業の内容を深めるきっかけを持つことが出来た。


プログラムに参加したノートルダム大学の学生は本当に親切で、彼らのおかげで大きな問題もなく毎日安心して過ごすことができた。広いキャンパスだったのでどこかへ行くときはいつも付き添ってくれ、授業でわからなかった所を聞くと丁寧に説明してくれた。日本に興味を持ち日本語を勉強している学生が参加していたので、一緒に勉強をしたりおしゃべりをする時は、英語だけでなく時に日本語も用いられ新鮮だった。異文化コミュニケーションの授業で行った料理実習も、皆でスーパーへ出かけアメリカの料理と日本食両方を英語と日本語のレシピを使って作り、非常に楽しい時間だった。


この先何かの機会で、“あなたにとって貴重な体験や大切な思い出は?”と聞かれたら間違いなく私はこの短期プログラムと答えると思う。勉強する環境として最高のキャンパス、素晴らしい授業と私たちに考える機会を沢山与えてくださる先生方、とても親切でユーモアのあるノートルダムの学生・・・私はこのプログラムで多くの刺激とかけがえのない思い出を頂いた。Farewell Partyではいつも勉強している寮のホールがホテルのようになり、卒業式まで行っていただき感動した。同時に人々を温かく迎え、素敵なおもてなしで温かく送り出してくれるアメリカ人の心の広さも感じた。 

 

 

【シカゴでの3日間】

ノートルダム大学でのプログラム終了後はシカゴに移動した。サウスベンドとは景色が大きく変わり、立派な建造物がそびえたっていた。クルーズをしながらゆっくりとシカゴ建築を見て回り、70年代から現代にいたるまで、様々な時代に建設された建物がどれも個性を生かしあいながらシカゴという一つの街を作り上げていることを知った。

 

また日本のビル街と違い、一つ一つの建物に建築様式の特徴や個性があり、ミシガン湖やシカゴ川の存在がこれらの趣をさらに深めているように思えた。シカゴ博物館、フィールドミュージアムなど文化の中心としても繁栄し、ミレニアムパークやNavy Pierは観光地としてだけではなく市民の憩いの場ともなっていた。ミレニアムパークで観た夜の野外コンサートは、シカゴの夜景とともに素敵なオーケストラの演奏を聴クことができ幸せな気持ちになった。 

今回の経験を生かしていけるかは、今後の自分の意欲と努力にかかっていると思う。素晴らしい経験を出来たことに、支えてくださった方全てに感謝したい。


 

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