ワシントン大学夏季講座 体験談

体験談14 2018年度参加 商学部3年 K・Yさん

【現地での研修について】

キャンパスで初日に撮った写真.jpg

授業やサイトビジットがあるのは平日のみであり、休日はフリーという構成だった。また、平日の授業は午前と午後の二部構成となっており、午前は英語力を高めるための授業であり、午後はサステナブルビジネスに関するマーケティングについて学ぶ授業であった。(⇒右の写真:キャンパスで初日に撮影した写真)

午前の授業は、参加者全体を2グループに分けて行われる少人数クラスであった。担当の教授やクラスメイトと英語で交流をしつつ、サステナブルに関する英単語や知識をつけるという授業であった。教授はとても気さくな方で、フレンドリーだったため、英語を話すことを億劫に感じる必要もないだけでなく、分からないところも積極的に質問できた。また、頻繁に昼食や遊びに誘ってくれたため、教授と生徒同士の仲も日に日に良くなっていき、とても楽しい授業であった。また、「授業をもっとこうして欲しい」という生徒の要望も素直に受け入れてくださる、人間的にも尊敬できるような方であり、自ずと授業に集中できた。

午後の授業は、講座の参加者全員で、サステナブルビジネスにおけるマーケティングについて学ぶ授業であった。特にためになったのは、3週間に渡る課題であり、1グループ3、4人で行うものだった。内容は、ある特定の企業のサステナブルビジネスに関するもので、知識をつけつつ、最終的に1班15分のプレゼンテーションと、その内容をまとめた5ページから10ページまでのレポートというものだった。普段論理的思考に偏りがちな私にとって、感情に訴えかけるようなプロモーション方法を考案することはかなり苦労したが、新たなマーケティング手法を学ぶ良い機会となった。また、シアトルにあるイノベーションに関するサイトビジットをすることもできたのも、この授業の良いところであったと感じている。

【平日・休日の過ごし方】

平日の授業に関して、午前の部は、午前9時に開始され、午前12時頃に終了した。その後、サイトビジットの有無によるが、約1時間の昼休憩を挟むため、友達と昼食を取った。それから、午後の部が開始された。午後の授業はサイトビジットや講義など様々な内容があったため、開始時間や終了時間はまちまちであった。また、午後の授業があったのは火・水・木曜日のみであった。そのため、火・水・木曜日はあまり自由時間が無かったが、逆に月・金曜日の午後は完全にフリーだったので、グループ課題を進めたり、観光をしたりしていた。観光では、スターバックスコーヒーの1号店やチフリー・ガーデン・アンド・グラス、セーフコ・フィールドなどシアトルの観光名所を巡った。特に、野球の本場であるメジャーリーグを生で見られたことは一生忘れないだろう。他にも様々な観光名所を巡ったが、どれも良いところであった。また、大学にはスポーツ施設もあったので、講座メンバーや現地の方々とバドミントンやテニスなどのスポーツをして交流もした。道具は全て貸し出してくれるので、とても助かった。

セーフコ・フィールドで野球観戦をしたときに撮った写真.jpg

(セーフコ・フィールドでの野球観戦の様子)

ところで、日本人にとって、アメリカで一番気になることの一つに食事があると思うが、この短期留学でもやはり悩みの種となった。ワシントン大学の学食はかなりレパートリーがあり、学食としても申し分なかったし、何より500ドルというミールカードを使い切るために、積極的に学食を利用していた。しかし、学食が午後7時には閉まってしまうため、サイトビジットや観光をしていると食事に間に合わないことが多かった。また、土・日曜日には空いていないこともあった。そのため、近隣で食事を探す羽目になるのだが、そこでの悩み事は食事の内容というよりかは物価であった。近隣のレストラン街にはインド料理や韓国料理、ラーメンもあったため、食事のレパートリーは広く困ることはなかった。しかし、いかんせん物価が高いので調子に乗って外食ばかりしていると痛い目を見る羽目となった。日本と違い、グローサリーストアには弁当なども売っていなかったし、寮にはキッチンも冷蔵庫も無かったので、自炊などの節約する術があまりなかった。思いがけぬところで出費が発生するので、お金の使い方には細心の注意を払うべきだろう。

しかし、それでも、仲の良くなった友人と笑い合いながら観光や食事、そしてグループ課題をするというのは楽しいものだった。日本で3週間過ごすよりも、間違いなく友人と仲良くなれたと思う。

【プログラムを通して学んだこと】

私がプログラムを通して学んだことは大きく三つある。

一つ目は、英語で話すことを恐れないこと、である。この3週間で日本とは比べ物にならないほど英語を話したわけだが、一番驚いたことは、話せば意外と通じること、である。今思い返せば、現地に到着して最初の方は、失敗を恐れていてあまり英語を話せてなかった自分がいた。しかし、午前の授業の教授が「失敗を恐れずどんどん話せ」と仰ってくれたことや、現地方々も私が話す英語を最後まで聞いてくれたことが、私の中の英語を話すことに対する恐れを消したのだろうと感じた。気づけば、最後の週に入る頃には積極的にTAと英語で会話していた。海外であまり英語を話す機会が無かった私にとって、この体験はとても貴重なものとなった。

二つ目は、マーケティングに関する知識をつけ、それを実践的に使えたこと、である。午後の授業では、サステナブルビジネスに関するマーケティングについて学んだ。分からないところは、生徒同士で話し合ったり、教授に聞いたりして解決していったため、さらに知識などを身につけることが出来た。また、この知識を活かすことの出来るようなグループ課題はとても有意義なものであった。グループ内で方向性が食い違い苦労するときもあったが、総じて私の所属していたグループはそれぞれ得意なことが違ったため、自分の得意・苦手なことを再確認できるだけでなく、役割分担が上手くいき、最終的なアウトプットもかなり質の高いものができたと感じている。

三つ目は、シアトルにあるイノベーションに関するサイトビジットを行えたところ、である。実際にそれらの場所を訪れ、その場所の人々に話を伺うことで、イノベーションを起こすような環境について学べるだけでなく、自分自身のモチベーションを高めることにも繋がった。日本では絶対にできないような経験をすることができた。

この留学を通して、様々なことを学び、様々な人々と交流をすることで、私自身が人間的に成長することができたと強く感じた。間違いなくこのワシントン大学夏季講座に参加して良かったと思える。最後に、この夏季講座を提供しサポートしてくれた方々、現地の教授の方々、現地のTAの方々、講座メンバー、そして何よりグループ課題のメンバー3人に感謝の意を申し上げ、この体験記の結びとさせていただく。

グループ課題のメンバーと撮った写真.jpg

(グループ課題のメンバーとの一枚)

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