ワシントン大学夏季講座 体験談13

体験談13 2017年度参加 看護医療学部3年 M・Iさん

【今回の研修で得た成果について】

まず第一にアウトプットの機会を生かし、持続可能性のある社会・経済発展についての理解を深めることができたことである。グループ課題として、15分の最終プレゼンと実際のビジネスで用いる形式でのレポートをA4で10枚程度の提出という二つの大きな課題があり、個人課題として、語彙テスト2回、500字程度のライティングレポートがあった。研修のテーマである「サステイナブリティ」は私にはなじみのないテーマだった。そのため、事前に指定された資料を読み込むなど予習をして臨んだが、授業は難しく感じたので、多くの課題は習った内容を定着や思考の整理に役立ったと思う。

プレゼンは1つのスライドにつき20秒で説明するという方法で行われた。厳密に時間を測って行うことは初めてであり、英語の文章を暗記して行うということでいつもより負荷がかかっている状態で行われた。グループプレゼンの数日前から夜遅くまで原稿作りをしたり、スライドの資料を工夫したり、直前まで調整したおかげか本番では自信を持って発表に臨むことができた。

グループ課題では上記二つに加えて、SNSを用いて持続可能性について啓発するための動画を作ったり、環境問題への意識調査をするために現地の学生にインタビューを行ったりとアウトプットの機会が多かった。そのため、英語で話すということに対する苦手意識も小さくなった。

2つ目の成果は、日米の社会の多くの違いに気づいたことである。ここではその一つを述べる。休日に小旅行でポートランドに行きたいと思っていた。シアトルとポートランドの距離間は日本でいうと東京—大阪間の距離間にある。日本で新幹線などの特急や高速バスを利用するときは事前に予約せずに当日に切符を購入することが多いので、米国でも同じだろうと考え、前日に行き方を調べたところ、バスは前日までの予約が必要であることや、バスも特急は日本の新幹線に比べ本数が少ないことを知り、びっくりした。これは、米国は車社会であり、個人での車移動が多く、鉄道などの公共機関は日本ほど充実していないということを実感する出来事であった。このように、日本で当たり前と思っていることは、実は海外では当然ではないと気づき、自国を客観的に見ることができた。

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(キャンパス敷地内の様子)
 

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3つ目の成果としては、ワシントン大学の日本人の看護教員とお話しをし、日米の看護の違いについて知る機会に恵まれたことである。これはプログラムに事前に組みこまれていたわけではなく、渡航前に同じ学部の参加者が米国の看護に詳しい人にお話を聞きたいと看護医療学部の先生に相談したことで実現した。日本の授業で米国は看護の学問化を先導してきた国で日本よりも看護の専門性が評価されていることなどを学んでいたが、米国の精神科でどんな患者が多いのかその背景は何かなど具体的な話しを聞くことができ、とても新鮮だった。また、先生が米国で働くことになった経緯や日本の学部卒が米国の専門看護師の資格をとる方法などのお話も聞いた。私は就職は国内でするつもりだったが、先生にお会いして、米国で働くことが身近に感じられ、どのような価値観を重視して働きたいか考える機会となった。さらに、後日先生にご自宅に招いていただき、かまどで焼いたピザやサーモン料理を振舞っていただいた。寮に滞在していたので、シアトルの人々の暮らしを垣間見れるとても貴重な体験だったと思う。(⇒右の写真:先生宅でのホームパーティーの様子)

また、他の参加者たちも、休日や放課後を利用して、ショートトリップに出かけたり、現地の友人の家に泊まったりと思い思いに過ごしていた。このように、プログラム以外にも自分の興味・関心にしたがってさまざまな活動・体験ができる。研修に参加することを考えている人たちには、渡航前に英語の勉強をしていくことはもちろん、休日や放課後の過ごし方について練っていくことをおすすめする。

 

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(キャンパス近くのビーチでのバーベキューの様子)

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