ケンブリッジ大学ダウニング・コレッジ夏季講座 体験談7

体験談7 2014年度参加  法学部2年 Y・Aさん

ケンブリッジ大学の学生が普段どのようなことを考えているのか、
その一部分だけでも見られたことで
自分が将来的にどのような勉強を
したいのかを考えるきっかけを与えてもらえたように思います

研修内容・成果について
前半2週間は全体を6つのグループに分けて英語研修を行いました。 少人数制だったのでTeacherやケンブリッジ大生のTA(Teaching Assistant)と毎日話して深く関わることができて良かったです。最初はお互いの自己紹介から始まり、イギリスと日本のアイデンティティの違いや大学の仕組みなど、日本ではなかなか知らない情報が盛り込まれた興味深い授業でした。CV(Career View)やCover Letterを書く授業では書式スタイルや内容など学ぶことが多かったです。日本では経験できないことをたくさん実践できた前半2週間であり、慶應生とも交流を深められた期間であったと感じます。

そして、後半2週間は各モジュールに分かれて20人での講義となりました。国際関係論のコースではイントロダクションから始まり、1コマの授業で1項目を進めるという形態をとっていました。ただし講義と言っても英語で行うため、理解しやすいようにパワーポイントを使用するなど配慮してくれました。ディスカッション形式が多く慶應生の意見を丁寧に聞き取ろうとしてくれました。そして間違っても良いから皆に発言して欲しいという相手方の意図が感じられて、次第に発言者が増えていきました。しかし授業の中で扱う内容に関して個人が持っている知識の差が 大きい場合もあり、そうした場合は慶應生同士で知識共有を図ることもありました。

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モジュールC(International Relations)では、後半の講義でエッセイの課題が出されたので、同じコースの人と協力しながら過ごす時間が多く、より絆が深められたと思います。1週間で1500 wordsのエッセイは厳しいものではありましたが、期限までに全員が提出できました。このエッセイに関しては私たちとTeacherやTAの間で負担の認識にかなり差があったように感じました。彼らは簡単な課題だから心配ないと言っていましたが、日本人が英語でエッセイを書くことは相当な負担がかかるものでした。添削はTAが各々丁寧にコメントを付けていってくれたので非常に助かりましたが、彼らも寝られずに大変そうでした。
 
後半の2週目はほとんどディベートの準備と練習に費やされました。英語でのディベートが初めての人もいたのでイントロダクションから入り、トピックを決めてグループでリサーチを行い準備をしました。模擬ディベートを1回やった後、全員の前でFinal Debateをやる時には、久しぶりの緊張感を味わいました。準備時間が比較的に短かったため、練習を重ねることができなかったのは残念でしたが、各グループで協力して準備を進められたのは良かったです。モジュールCはディベートを皆の前で見せましたが、他のコースも同じように発表の機会が設けられていたのはとても良かったと思います。モジュールA(Science)のプレゼンテーションやモジュールB(Shakespeare)の演劇は各モジュールが2週間で準備してきた成果が発揮されていました。モジュールAの各プレゼンテーションの後に質問タイムが設けられていて慶應生同士でも質疑応答ができる機会が与えられました。また、モジュールBの演劇は3つとも完成度が高くそれぞれの役者が名演技をしていたので、見応えがあって皆が楽しめたと思います。
 
生活面に関しては十分に満足できる環境を与えてもらいました。確かに慶應生と過ごす時間が多く、日本語での会話が中心になってしまったけれども、普段の大学生活では得られないものが詰まった1ヶ月でした。休日に外出する時はまずどうやって行くのかから自分たちで調べて、現地で道をきいて、といった経験が英語の勉強に多少はなっていると嬉しいです。初対面だった人と1ヶ月で離れたくないほど深い関係を築けたことが自分にとっては何よりの財産となりました。最初は距離を感じていたTAとも冗談を言い合えるまで仲良くなることができて本当に良かったです。ケンブリッジ大学の学生が普段どのようなことを考えているのか、その一部分だけでも見られたことで自分が将来的にどのような勉強をしたいのかを考えるきっかけを与えてもらえたように思います。
 
今振り返って思うことは、このプログラムで学ぶことは英語やモジュールの科目だけではないということです。これほど多くの人と集中して生活できる機会はめったにないので参加して良かったと心から思っています。この1ヶ月を過ごして自分に足りないものを気づかせてもらったので、今後の大学生活ではそうしたことを活かして勉学に励んでいきたいです。特にケンブリッジ大生と過ごして感じた個人の強みを自分なりに深められるように努力しようと思います。最終日には慶應生もケンブリッジ大生も別れを惜しんでいて、1ヶ月の内容の濃さが身に染みました。今後もこのプログラムを通して得られた慶應生の友達やケンブリッジ大生の友達とは交流を続けていきたいです。

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